ル・マン 優勝目前の悪夢 TOYOTA5号車
今年のル・マンが終わりました。
日本時間22時へ向けてカウントダウンが始まる中、TOYOTA5号車中嶋選手の
ドライブで、後続PORSCHE2号車と僅差ながらもリードする状況で周回を
重ねていく。
この時、TOYOTA6号車は周回遅れの状況にあり、先行の2台にトラブルが
ない限り、順位のジャンプアップは望めない状況。
TOYOTAとPORSCHEの一騎打ちの状況に、歴史的な瞬間を見逃すまいと
中継に釘付け。
勝負は最後までわからない
諦めたらそこで終わり
まさにそんな言葉を体現したかのような、今回のレース
結末はこちらに
およそ30秒の間隔を、TOYOTAとPORSCHEの2台は付かず
離れずで周回を重ね、残り時間が減っていく。
先に動いたのはPORSCHE。
残り時間10分ほどのところで、最後のピットストップ。
これで、30秒の間隔は大きく離れる。
中嶋選手へのチームラジオでも、PORSCHEの状況は伝えられ
もうプッシュの必要はない、と。
そう、あとは無事チェッカーフラグを受けるだけ
更に、時間は経過し、TOYOTAのピットでは関係者の安堵の
表情が見えた(ように私には見えた)
おそらく、誰もがTOYOTAの勝利を確信したのではないか
そして残り4分を切った時に、アクシデント発生。
中嶋選手のラジオ。
ぱわー・・・・
スピードが出ない、200km/h以下だ。
後続のPORSCHEにも、TOYOTAの状況は伝えられる。
1分以上の差が30秒に。
30秒の差が15秒に。
TOYOTA5号車は止まり、その横をPORSCHE2号車が抜けていく。
24時間の耐久レースの決着がこの一瞬に凝縮されていた。
珍しく、1位と2位の差が開かなかったことで、最後の最後までお互いが
プッシュした結果、このようなドラマな展開になったのだろう。
PORSCHEチームの勝利は称えられるべきもので、本当におめでとうと
言いたいし、このようなレースを魅せてくれて感謝の気持ち。
でも、本当に今年のTOYOTAはやってくれる気がしていた、
”敗者のままで・・・”もTOYOTAの本心だと思った。
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仮にこのことが自分自身のことだとすると、到底立ち直れない。
遥かに大きな目標に、まさに到達する直前の出来事。
例えるなら、ドーハの悲劇だろうか?
勝利目前で、するりと抜け落ちた女神。
来年、リベンジして下さい。
また応援します